近い将来、高校受験・大学受験を検討している地元の皆様へ
年末年始はテレビの特番やイベントも多いので何かと誘惑の多い時期ですが、学校が休みになる長期休暇中は苦手分野の克服に充てたり、ほんの少しだけ先取り学習をしてより一層理解を深めたりと、来るべき受験学年に備えて力を蓄えておく絶好のチャンスです。学生のうちはあまり実感が無いので理解し辛いとは思いますが、近い将来学校を卒業して社会人になったとしても「学ぶ」という行為は程度の差はあれ、殆どの人にとっては生涯続けていくものとなります。若いうちに勉強の上手いやり方を身に着けておくことは一生の財産になりますし、何より自分自身の人生を豊かにしてくれる一番の切り札にもなり得ます。
茨城県、特に県北地域のほとんどの子は高校入試で初めて受験を経験するためか、「中3の夏までは部活に専念して、受験勉強は部活を引退した後から始めればいいだろう」と考えている児童・生徒、保護者の方々が、ここ久慈学区でもかなり多い印象を受けます。中3の夏になってから小学校の分数や小数の計算から復習しなおすようなことや、中3の夏になってから、中1の最初の内容から全部一からやり直す羽目にならない為にも、これまでに学校で習った内容で苦手意識を少しでも感じる部分があるならば先延ばしせずに早めに対策し始めることを強くお勧めします。後回しにすればするほど1日当たりに覚える必要のある量がどんどん増えていき、「あの時やっておけばよかった…」となっては本当にもったいないからです。
保護者の皆様に知っておいて欲しいこととしては、勉強が嫌いな子は十中八九勉強を苦手としている子です。子供は大人以上に感受性が高いので、できる=面白い=楽しい、できない=やりたくない=つまらないという反応を示します。勉強嫌いを防ぐ重要なポイントは、適切な時期に適切な処置(復習・予習)をしっかりしておくこと、そして早い段階で勉強の上手いやり方・考え方を自分自身のものとして習得させることです。時間も心も余裕のある時期ならば様々な道具・視点・発想から、一人一人のペースに合わせてじっくりと取り組ませることができますが、時間ギリギリになってから受験を乗り越えるためだけ、点数を上げるためだけが目標となった場合は詰め込み式の押し付ける教育にならざるを得ません。
ただ、実際のところ小学生のうちから将来をしっかり見据えて自発的に勉強をしている子はほとんどいないのが現状ですが、その理由は簡単です。なにしろ子供たちは子供たちの世界しかまだ経験していないので私たち大人、特に身近な存在である保護者が教えなければ社会や仕事について具体的に知る術が無いからです。彼らは興味の赴くまま、あっちへこっちへと行き当たりばったりの日々を過ごすことである意味充実した毎日を過ごしていることとは思います。しかし、勉強を疎かにしていると勉強嫌いを修正するだけでも大変な時間と労力を費やすことになります。率直に言って、小学校での成績は中学の成績に直結します。理由としては、中学校の内容は小学校で学んだものが土台となりますし、中学生になると大抵の子は反抗期に入るので勉強を一層しなくなるからです。そのため、目標を下げることは容易ですが上げることは時間とともに徐々に難しくなっていきます。子供の勉強嫌いを防ぐためには保護者の皆様の細やかな配慮、そして先を見据えたサポートが絶対に不可欠なんです。
久慈町に戻り、実際にこちらで指導し始めたことで見えてきたことや分かったことが結構ありますので、具体的なデータ等に関しては3月頃に年次報告会を開催して皆様にお知らせしようと考えております。ただ、勉強を始めるには早い方がいいと今一度念押しはしておきます。
熱い志を持った地元の有志を一人でも多く輩出できるよう、そして後学の為にも役立ててもらえれば幸いです。勉強に特効薬はないので地道な努力が成功への一番の近道です。
体験授業は随時開催しておりますので、この機会をぜひご活用ください。
【お問い合わせ先】
gakuyukai.kuji@gmail.com
0294-32-7637
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